Z会幼児コースのまとめ
・比較的簡単な問題が多い
・「ぺあぜっと」で親子一緒になって取り組む教材が魅力的
・問題量は少なめなので、時間に余裕が持てる
幼児期から育ててあげたい「自分から進んで学ぼうとする力」
そんな自学力を育むことをコンセプトにしているのがZ会の幼児コースです。
どちらかと言うと受験に強いと言うイメージが強いZ会の通信教育ですが、幼児コースに関しては、受験に打ち勝つための強い土台を作ることを目標としているように感じます。
幼児期に必要な学びは量より「質」
大切なのは、自ら考え、学び、答えを出す経験を重ね、「あと伸び力」であるとZ会は考えます。
そんな子どもの伸びる力を後押ししてくれるZ会の幼児コースについて紹介します。
Z会幼児コースの料金について
※12カ月一括払い、6カ月一括払いの金額は、幼児コースの開講月(4月)より受講を開始していただいた場合のものです。開講月以外の月から受講開始される場合、会費は変動します。
※下記は、消費税を含む会費です。
年少コース
12ヶ月払い 1ヶ月あたり1786円(お支払い合計21432円)
6ヶ月払い 1ヶ月あたり1996円(お支払い合計11976円)
毎月払い 2102円
年中コース
12ヶ月払い 1ヶ月あたり2379円(お支払い合計28548円)
6ヶ月払い 1ヶ月あたり2659円(お支払い合計15954円)
毎月払い 2799円
年長コース
12ヶ月払い 1ヶ月あたり2420円(お支払い合計29040円)
6ヶ月払い 1ヶ月あたり2705円(お支払い合計16230円)
毎月払い 2848円
Z会幼児コースのメリット
Z会の幼児コースは、あと伸び力を勧めているため、ワークは簡単でこどもが一人でもできるような内容が多いです。
こどもが一人でできる→できた!という自信に繋がる流れを大切にしている印象です。
また親子で楽しめるペアゼットがあることもポイント。ワーク以外は親子で積極的に関わりながら学ぶことができる内容になっています。
もちろんすべてが簡単な問題ではなく、図形の問題など幼児には少し難しいと思われる問題もあり、考える力がつくような問題となっています。
Z会幼児コースのデメリット
正直な感想として、Z会のイメージよりは簡単な問題が多いなと思いました。
親が期待するような難易度ではないと。(つまり問題はやさしめ)
口コミなどでは、幼児ポピーやこどもチャレンジよりも簡単な問題が多く、すぐに終わってしまうという声が多かったです。
そして問題量が少ない。こどもチャレンジなどと比較しても、問題数は少ないと感じます。
これがZ会の考えなのかもしれませんが、親としてはもう少し増やしてくれてもいいのかなと思ってしまいますね。
Z会幼児コースの目玉でもあるペアZは、親の事前準備が必要となるため仕事をしているお母さんや忙しいお母さんに不評でした。
Z会幼児コースの口コミや評判
良い口コミや評判
○内容がよくこどもが楽しんでやれている。
○内容が簡単なのでこどもができるという自信がつく。
○シンプルな教材なのでこどもが飽きるまたはすっきりしていていいというお声。
○シールを貼る作業があるので子供が喜ぶ。
○ペアゼットはなかなか他の通信教育にないので大変役立つ。
○身近なことでなかなか気がつかないことを気がつかせてくれるペアZはすばらしい。
悪い口コミや評判
○下にこどもがいるので時間がとれないので全く使っていない。
○この簡単な難易度のワークに手間のかかるペアゼット、いらない。
○ペアZを省き、受講費をやすくしてほしい。
Z会幼児コースはこんな人におすすめ
Z会というと、将来の受験に向けた対策になる通信教育と考えている人も多いのではないでしょうか。
学校の標準レベルよりも上のこと(発展問題)などをさせたいと願う親が考える通信教育なので受験を(小学校受験、中学受験)考えておられる方が主に始めようと思っているでしょう。
しかし幼児コースは小学校受験に対応した通信教育ではありません。
※z会のホームページの質問より
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Z会幼児コースは小学校受験に役立ちますか?
小学校受験対応ではありませんが、総合的な学力の土台を身につけていきますので、
役立つ面はあると考えられます。
Z会幼児コースの教材は、小学校受験対策を目的に作られた教材ではありません。
ただし、小学校受験では生活力(家庭生活にどれだけ関わっているか)
・社会性・創造力・話を聞く力などが総合的に問われますので、
そういった力を身につけるのに役立つ面はあると考えています。
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Z会のホームページやダイレクトメールでは「あと伸び力」がキーワードになっており、幼児コースは実体験プラスワーク学習がメインのプログラムになっています。
中学受験はするけれども今すぐ勉強色の強いことをするのではなく、まずは実体験とワーク学習を大切にし、のちのちに難しい勉強をすることになったときに伸びる力を育てていくことがコンセプトのようです。
なのでそのカリキュラムに沿い、早期教育ではなく(ドリルなどを解きまくるなどではなく)実体験を大切にしながら後に伸びる力をつけたい、と賛同できる方が向いているのではないかと思います。
よく口コミなどでは簡単なので他のワークをプラスしています。など多数聞きますがこのコンセプトなら他のドリルなどは必要ないと思われます。(Z会は幼児コースから高校のコースまであります)
わが子がZ会(幼児コース)を受講しない理由
我が家の長男にZ会の通信教育をと考えた時期があります。
実際資料請求もしました。
教材もサンプルですが良いなとは思いましたが、特別他の通信教育と変わるところがなく、言い方は悪いけれどもありきたりかな?と感じました。また難易度も低く思われました。
しかし他の通信教育と違うことがあり、それはペアゼットという講座です。
私が取り寄せた資料では確か夜にCDを部屋の中におきそれを探すというものです。
まずは暗い部屋の中でCDを探し次に懐中電灯で探す。
光の反射を調べるための講座でした。
正直面倒くさい!って思ってしまいました。
また私は長男が幼児の時には次男が生まれており下に手がかかっていたのですが
ペアゼットはとにかく手間がかかります。それで受講を断念しました。
他のサイトでも見かけたのですが下の子を妊娠中にこれはやっていられない。
切迫早産で入院中だったので絶対に無理。といったものがありました。
こどもが一人でできないので忙しいお母さん、妊娠中、下の子供を子育て中のお母さんには
不評のようでした。
もちろんお父さんが協力してくださるといったようなご家庭はいいかもしれません。
これもまた同じようにペアゼットのようなものも入っており値段も900円ほどで買えましたので
私はそちらを2冊購入し全てやり終えました。それに満足したため受講は見合わせました。
私と同じようにペアZを嫌う親が多いことも間違いありませんがその一方で、ペアZは本当に
すばらしい、こどもがとても喜ぶと絶賛しておられる方がいらっしゃることも間違いありません。
私は嫌がってしまいましたが、このペアZがすばらしい!と思われる、子どもの教育に関わることに躊躇しない親ならば受講して間違いないと思います。
おわりに
Z会の幼児コースは、比較的簡単な問題が多いですが、子どもと一緒になって取り組むペアZが特徴となっている通信教育です。
Z会の問題が簡単だと言うのはちょっと意外ですよね。ですが、それは後になって伸びてくる「あと伸び力」を意識しているから。簡単な問題だからと言って、それが悪いわけでは決してありません。
私自身も、幼児期はどれだけ自己肯定感を育てられるかが大事だと思います。
難しい問題を、苦しい思いをして解かせたり、ひたすら問題を解かせて嫌な思いをするよりは、簡単な問題を気持ちよく解かせてあげたほうが後々伸びてくるのかなと思います。
そんな意味では、Z会は幼児期の教育の重要性をZ会なりの認識でサポートしているのかもしれませんね。
Z会幼児コースの資料請求は無料ですので、ぜひ一度内容を自分の目で確かめてみて欲しいと思います。